【書籍】深川澪通り木戸番小屋(北原亞以子氏著)
その昔、NHKでやっていた、
「とおりゃんせ」
というの連続時代劇ドラマの原作です。
神田正輝さんと池上季実子さんが出ており、
市井の人々のホンの些細な出来事のお話。
ドラマと原作の違いは、
多分原作の方がもっと歳が上かな、という
気がする。・・・けど、昔の人は今ほどは
長寿ではなかったから、歳自体はあっているのか。
ただ、ドラマを見て好きだった池上季実子さんの
イメージとは、原作のお捨さんのイメージとは
違った気がしました。
原作のお捨さんはふっくら型の描写が多いのに対して、
記憶の中の池上さんは細身だったと思いますので…。
まぁ、なんにつけても時代小説が好きな訳なんですが、
原作ということが良く分かりました。
原作の内容も、本当に些細なお話の数々。
でも、今日1日を過ごす人たちにとっては、
喜びだったり、悲しみだったり、懐かしさだったり
胸に溢れるものがあるわけで。
国は全然違うけれど、醸し出す雰囲気としては
「ARIA」
に近いものがあるかもしれません。
こういう雰囲気は癒されます。おススメです。